問題

L8直交配列表を用い、因子A、B、C、Dの主効果の実験計画を検討している。

AとDは技術的なつながりが予想されるため、A×Dの交互作用も調べたい。下図に示す線点図を用いて実験計画を行う場合、因子A~Dとそれを割り付ける列についての次の組合せのうち、最も適切なものはどれか。

① A:4,B:5,C:3,D:2

② A:1,B:2,C:5,D:4

③ A:7,B:1,C:2,D:4

④ A:1,B:2,C:4,D:7

⑤ A:2,B:4,C:1,D:5

解答

正解は 1 になります。

この問題は、L8直交配列表を用いた実験計画に関するものです。直交配列表は、複数の要因を効率的に組み合わせて実験を行うための表です。ここでは、因子A、B、C、Dの主効果とA×Dの交互作用を調べることが目的です。

問題のポイント

  1. 直交配列表: これは、実験計画法で用いる表で、少ない試行回数で多くの要因を組み合わせて効果を調べることができます。L8は8つの実験を行うための表です。
  2. 因子と水準: 因子とは影響を与える要素(ここではA, B, C, D)、水準とはその要素がとりうる状態や値です。
  3. 交互作用: 2つ以上の因子が組み合わさったときに生じる効果です。ここではA×Dの交互作用を特に調べたいということです。

解説

問題文に示されている線図は、因子A~Dをどの列に割り付けるかを決めるためのものです。線図は、どの因子とどの因子が交互作用するかを視覚的に示しています。

  • AとDの交互作用: これを調べたいので、AとDが同じ列または関連する列に配置されている必要があります。
  • 選択肢の検討:
  • 選択肢1: A:4, B:5, C:3, D:2
    • この配置では、列4と列2がAとDに割り当てられています。この場合、交互作用が調べやすくなります。
  • 他の選択肢では、このような適切な配置ができません。

正解

正解は選択肢1です。この配置によって、A×Dの交互作用を効率よく調べることができます。

図解

直交配列表 L8
┌───┬───┬───┬───┐
│ A │ B │ C │ D │
├───┼───┼───┼───┤
│ 4 │ 5 │ 3 │ 2 │
└───┴───┴───┴───┘

この表で示されるように、因子AとDが適切な列に割り当てられており、交互作用も確認しやすくなっています。

感想

ぐわ!これ難しいなあ。

でもAとDの因子に技術的な繋がり、って書いてあるので3~5は除外。

1と2の一騎打ちだけどこの場合B,Cが割り込んで来ない1になるんだな。

難しいけど案外シンプルなものなのかも??